実績紹介
2024-12-08
学生島活プロジェクト@家島
いえしまコンシェルジュ
環境人間学部
エコヒューマン地域連携センター
姫路市
教員プロジェクト
学生島活プロジェクト
活動の背景・目的
環境人間キャンパスと同じく姫路市内にある離島の家島町にて、建築や不動産、まちづくりに関心のある環境人間学部の学生(単なる現地見学ではなく、将来の進路選択や卒業研究とも関連付けるため一定の知識や経験を有する学部3年生以上を対象とする)が外部人材とコラボしながら、社会問題化しつつある空き家再生の術を体験型で学ぶことを目的としています。
取り組み概要
2024年度からは、過年度の成果を基盤に、特別FW「空き家再生実践演習」として実施しています。授業と位置付けることにより、より体系的に空き家再生の術(すなわち、心構えと技術)を実践的に学ぶ機会を設けることができ、かつ幅広い学生が参加することも可能になっています。活動は、説明会を行い、履修者を確定した上で、オンラインでのミーティングをキックオフとして、9月に1泊2日型のDIY作業を家島で行います。10月及び11月に計2回の家島訪問を行い、最終的には活動のとりまとめを環境人間学フォーラムの場で発表をします。現地での演習は、いえしまコンシェルジュの中西和也さん(二級建築士、宅建士)が担い、DIY作業の意図やコスト面の考え方、安全確保策などのレクチャーと実践を行います。
成果・今後の展開
実際に学生がDIY活動を行った空き家が使用されており、かつ大学の座学の学びがいかに現場で役立つかも肌でわかるため、教育的効果は高いと思われます。また、系や研究室を問わず参加できるため、横のつながりも生まれています。今後は、継続的な活動としていくためにも、安定的な活動資金を確保することが重要です。その上で、家島の皆さんにとっても、学生にとっても有意義な空き家再生に向けたプロジェクトになることが望まれます。